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己、已、巳の覚え方 ~ほんの数ミリの差で大違い~

聡美さん:古文の活用に「已然形(いぜんけい)」というのが出てきますが、「已」の字をちゃんと書かないと×になるので、みんな気をつけているんです。突き出しが少ないと「己(おのれ)」だと言われるし、上の横画にくっついてしまうと「巳(み)」だと言われるし……。だんだん、どれがどれかわからなくなりそうです。

漢検博士:已然形は、すでにそうなっている状態を表す活用だね。そこで使われている「已」は「すでに(已に)」とも「やむ(已む=終わる)」とも読む漢字だ。「巳」は十二支の6番目にあたる字で、干支ではへびを表すとされている漢字、「己」は、古くから方角や暦を表すときに使われてきた十干(じっかん)の一つでもあるね。このとき「己」は「つちのと」と読むんだ。

聡美さん:漢和辞典を引いてみたら、「已」は先の曲がった木の農具で、「己」は土器の模様、「巳」は頭と体ができかけた胎児をあらわすと、それぞれ成り立ちは違うんですが、全部同じ部首にまとめられているから、ますますこんがらがってしまいます!

漢検博士:よく似た已、己、巳を並べた「已己巳己」という言葉があるぞ。「いこみき」と読み、互いに似ていることをたとえる言葉なんだ。人名の「たつみ」の書き方にも、「辰巳」と「辰己」があり、昔から混同されてきたんだろうね。そこで、こんな歌も作られているくらいなんだ。「巳(み)は上に、己(おのれ)己(つちのと)下に付き、半ば開ければ已(すで)に已(や)む已(のみ)」覚えておくと、役に立つかもしれないぞ。

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