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身近な道具の成り立ちを漢字から知ろう ~ヤカンもカイロも漢字がある~

聡美さん:友だちが、大学生になったら一人ぐらしを始めるから、お祝いにヤカンが欲しいって言われてるんです。ボウルとかミトンとか、台所用品をひと通りプレゼントで揃える気みたいなんですよね。そういえば、「ヤカン」って何語からきてるんですか?

漢検博士:おやおや、確かにカタカナで書くことも多いけど、ヤカンはれっきとした日本語だよ。ちゃんと「薬缶」という漢字もあるぞ。もともとは「薬鑵(やっかん)」といい、薬を煮だすのに使われていた道具なんだ。それがいつしかお湯を沸かすための道具になり、呼び方も「やかん」に変化し、漢字も簡便な缶の字をあてるようになったんだ。

聡美さん:へぇ~、漢字にすると、由来までわかっちゃうんですね!ほかにも、実は漢字で書けるのにあまり漢字では書かれない身近な道具と由来を教えてください!

  • はしご 梯子
    兄弟のうちで背が高いほうを「兄」、低いほうを「弟」といい、木へんに弟を足すことで、低いところから高いところへ上るための木でできた道具を表す。「子」は椅子、帽子などと同じく、小さいものや道具につく接尾語。ちなみに、昔の中国で戦争のときに雲にまで届くような大きなはしごが作られたことに由来するのが、遊具の「雲梯(うんてい)」。
  • きゅうす 急須
    「須」には「もちいる」という意味があり、急須とはつまり「急ぐときに使う道具」という意味。お茶は本来、茶葉を石臼でひいて抹茶を作り、それを立てていたために飲むまでには非常に時間がかかっていたのに対し、中国でお酒を温めるのに使われていた道具に茶葉を直接入れてお湯を注ぐと素早く淹れることができたため、「急須」と名づけたとの説がある。
  • かいろ 懐炉
    炉は、火を燃やしたりする場所や道具のことで、懐の中に入れて暖をとるための炉ということで作られた和製漢語。古くは温めた石を布でくるんだ「温石(おんじゃく)」が使われていたが、明治時代に灰の中に炭を入れて温かさを持続させる「懐炉」が考え出された。
  • まないた 真魚板/俎
    昔、魚は「な」と呼ばれていたが、おかずもすべて「菜(な)」と呼んでいたので、区別するために魚には「真(ま)」をつけて「まな」とし、魚を料理するための板を「真魚板」と呼んだとされる。「俎」は祭壇に供物を積み重ねた台を表し、そこから魚や肉を調理する板を意味するようになり、「まないた」を意味する漢字として使われるようになった。

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