公益財団法人 日本漢字能力検定協会

日本漢字能力検定

メニュー

どれだけ知ってる?漢字の豆知識

中学生レベル

「非」「不」「未」「無」で否定の仕方はどう変わる? 否定の漢字を使いこなそう!

沙織さん:最近、新聞で「非戦」と「不戦」について論じている記事を読んだんですが、どう違うんでしょう?なんとなく使い分けしてますが、具体的なルールってあるんですか?

漢検博士:どちらも、後ろにつく語を「~ない」と否定する語だが、「不」は下につく言葉を単純に打ち消すときに使い、「非」は一方に本来あるべき姿があって、それに対して「そうではない」「よくない」と否定するときに使うんだ。たとえば「不足」は単純に「足りていない」という事実だが、「非常識」は本来あるべき常識がない、ということになる。 〇不:不運、不安、不要、不幸、不使用、不燃物、不信任 など 〇非:非行、非礼、非道、非常、非公式、非常口、非合法 など 「不合理」と「非合理」のように同じ単語についた場合、「男女で賃金差があるのは不合理だ」「幽霊を信じているなんて非合理的だ」というように、単純に理論的に否定するのと、情動的に否定するという違いがわかりやすいかな? 「不戦」と「非戦」も同様で、「不戦」は軍備はあるが今は戦わないことを選択するという単純な方針であるのに対し、「非戦」は戦うことそのものを否定する個人の感情が感じられるよね。

沙織さん:ほかにも、下につく語を否定するときは「未」や「無」も使いますよね。

漢検博士:「未」は「いまだ~ない」という否定だから、今後変わる可能性はある、ということになるね。つまり、「非公開の練習」は決して見ることができないが、「未公開の映画」は今は見られないがこれから上映される可能性があるというわけだ。「無」は「無表情」「無関心」「無意識」など、今もないし、これからもないというときに使うよ。

一覧ページへ戻る

豆知識トップページへ

ページTOP

  • 公益財団法人 日本漢字能力検定協会
  • 日本漢字能力検定協会について
  • 協会からのお知らせ
  • サイトマップ
  • 日本漢字能力検定
  • BJTビジネス日本語能力テスト
  • 文章読解・作成能力検定
  • 漢字ミュージアム
  • 漢字を調べるなら漢字ペディア
  • 漢字カフェ

Copyright© 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 All rights Reserved.
「漢検」は登録商標です。