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身動きが取れないときの表現 どうにも行き詰まったら…『ニッチモサッチモ』

漢検博士:最近は、おもしろいのもかっこいいのもおいしいのも、全部「ヤバい」と言うそうだね。昔は「ヤバい」といえば、困ったとき、危険が差し迫ったような状況

で使ったんだよ。ヤバい状況のなかでも、どういう手を打っていいかわからなくなってしまったようなときを、「二進も三進もいかない」と言うんだ。

【語源】「二進も三進も」の“二進”“三進”は、もともとはそろばん用語で「にしん」「さんしん」と読み、これが「にっち」「さっち」に変化したんだ。「二進」とは2割る2、「三進」は3割る3のこと。どちらもきれいに割り切れて計算ができる(=うまくいく)ことを表している。そこから、2でも3でも割り切れない、商売がうまく

いかない、つまりどうにも身動きがとれないという意味を持つようになり、行き詰まってどうしようもない、どうしていいかわからない状況を表すようになったんだ。

【使い方】孝宏くん:「テストもあるし、試合も迫っているし、もう二進も三進もいかないよ」「ウソをついたせいで、二進も三進もいかない状況に陥った」というような、切羽詰まった雰囲気で使うんですね?

【豆知識】同じように困惑する状況をたとえる言い方はほかにもある。対立する二者の間でどっちにもつけないでいることを「板挟み」、出ることも引くこともできない状況を「抜き差しならない」、災難を一つ逃れてもま

た災難がふりかかってくることを「前門の虎後門の狼」などと言うね。その場にぴったりの言いまわしを使えるようにしたいものだね!

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