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「身罷る」前に備えておこう 冠婚葬祭のなかの難読漢字【葬祭編①】

昌人さん:この間、母から「もう成人したんだから、喪服ぐらい揃えなきゃね」と言われたんですが、まだみんな元気そうなのに、不吉じゃないですか?

漢検博士:実際に使う場面が来そうになってから買うほうが、死を心待ちにしているようだからよくない、という昔からの考え方だな。不幸ごとで失敗を犯すと二度と取り返しがつかないし、当事者の感情も敏感になっているときだから、漢字や言い回しについても、ちゃんと知っておくことが大切だぞ。

昌人さん:はい!大人として、しっかり覚えておきます!

  • 身罷る(みまかる)
    身は体、罷るとは立ち去る、退去する、行くという意味があり、体が現世(この世)から立ち去る、つまりは死ぬことを指す婉曲な表現。「罷」は「網(あみ)」と「能(やどかり)」を合わせた字で、つまりは水中の生物が網にかかって逃れられず、やがて逃げるのを「やめてしまう」ということを表す字。
  • 湯灌(ゆかん)
    灌は「そそぐ」と読み、水をそそぎかけることを意味する字。湯灌は、遺体を棺に納める前に、入浴させ、清めること。現世の穢れ(けが)を洗い清めるという意味と、生まれたときに産湯につかるように、来世への安らかな生まれ変わり願って行われる。現代では実際に入浴させることは少なくなり、アルコールで体を拭くケースがほとんど。
  • 黒框(くろわく)
    死亡の知らせや葬儀の通知の文章のまわりを囲む、太めの黒い線のこと。転じて、死亡広告そのものを指すことも。「框」は一般的には「かまち」と読み、窓や障子などの枠、床の端を隠すための横木などを指す。
  • 荼毘(だび)
    火葬のことで、インドの言語の一種パーリ語で火葬を意味する「jhāpeti」に漢字をあてたもの。「荼毘に付す」の形で使うことが多く、「火葬する」の意味になる。火葬場のことを「荼毘所」ということもある。荼毘の「荼」を「茶」と間違えないこと。

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