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「流行性感冒」の疑い? 書けそうで書けない医療用語

昌人さん:昨日、体調がすぐれなくて病院へ行ったんですが、お医者さんの話に出てくる言葉を聞いていたら、余計にボーッとしてきて……

「ビクウ内の粘膜にビランが」とか、「リュウコウセイカンボウの疑い」とか、パッと漢字に変換できない言葉が多くて……

漢検博士: 「ビクウ」は鼻腔、つまり鼻の穴の奥の空間のことだな。一般的には「ビコウ」と読むが、医学界では鼻孔(鼻の穴)と区別して、「ビクウ」と読むことが多いんだよ。

「ビラン」はなかなか漢字を目にしないが、「糜爛」と書く。ただれのことだな。「流行性感冒」は最近あまり聞かないが、要はインフルエンザのことだよ。

昌人さん:漢字がわからないと、うかうか病気にもなれませんね……

  • 嚥下(えんか/えんげ)
    口の中のものを飲みくだすこと。辞書の見出し語には「えんか」が使われるが、医学用語としては「えんげ」と読むのが一般的。「か」は漢音、「げ」は呉音であり、呉音は仏教用語や、仏教関係者が伝えた医学用語に使われることが多い。ちなみに、嚥は「燕(つばめ)」とは関係なく、「咽(のど)」の異体字。
  • 咀嚼(そしゃく)
    「且」は何度も繰り返すこと、「爵」は雀(すずめ・ジャク)の形をした小さな盃を表す文字で、どちらも「口」と組み合わせることで “小さくなるまでよく噛むこと”を表す。このことから、文章やものごとをよく理解し、味わうことにもたとえて使う。
  • 狭窄(きょうさく)
    狭く、すぼまっていること。「狭」は両側をはさまれて狭いさまを、「窄」は外から締められて狭くなることを表す。川や山道に対しても使うが、医学的には視界が狭くなる「視野狭窄」、背骨の中の神経が圧迫される「脊柱管狭窄症」などがある。同じく狭いことを示す「隘」は、詰まってゆとりがないことを指す。
  • 痙攣(けいれん)
    ひきつること。全身または一部の筋肉が、自分の意思とは関係なく収縮することによって起こる。「痙」は引っぱられること、「攣」はもつるれることを表す。まぶたや頬などがピクピク動いたり、足がつるのも痙攣の一種。ちなみに、「攣」の部首は「手」。

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