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近いけど違う「配布」と「配付」 意味も似ている同音異義語の使い分け

聡美さん:今日、学校から配布物をもらってきたら、お母さんが「ハイフ」の漢字が違うって言うんです。各自に配るなら「配付」が正しいんじゃないかと言うんですけど、「配布」と「配付」に違いはあるんですか?

漢検博士:どちらも配ることには違いないが、「布」の字には「広い範囲に行き渡らせる」という意味があるので、広告チラシなど不特定多数に広く行き渡らせるのが目的のときに「配布」を使うんだ。一方、「付」には手に持った物を人に渡すという意味があるので、会議の資料や個人IDのように特定の人物に渡すときは「配付」を使うね。つまり、同じ学校が発行した書類でも、全校生徒に広く知らせるために配られるものは「配布」、成績表のように一人一人に手渡しするものは「配付」となるわけだ。

聡美さん:同音異義語はただでさえ難しいのに、意味まで似ていると使い分けが大変です……。ほかにも、意味が近い同音異義語の使い分け方、教えてください!

  • こうたい(交代/交替)
    「代」はある役割を別のものがする場合に使い、「替」は別のものに入れかわるが、その本質はかわらないときに用いる。つまり、AからBに入れかわり、Aに戻らないときは「交代」、再びAに戻るような場合は「交替」を使う。 例:「交代」:ピッチャーを交代する/世代交代が進む 「交替」:警備の交替時間/給食当番を交替する
  • かいてい(改訂/改定)
    「訂」には「言葉や文字の誤りを正す」という意味があり、「改訂」は記載内容などが正しくなかったとき、内容を改めたときに使う。「定」には定める、決めるの意味があり、「改定」は法律や運賃など何かを新しく定めたときに使う。 例:「改訂」:辞書の改訂版が出た/教科書を改訂する 「改定」:初乗り運賃が改定される/法律の改定
  • とくちょう(特徴/特長)
    ほかのものと目立って違う部分を「特徴」といい、よい意味でも悪い意味でも使う。一方、「特長」は、ほかと比べて特に優れた点を言う。 例:「特徴」:犯人の特徴/特徴的な顔立ち 「特長」:新製品の特長/切れ長の美しい目が特長
  • ついきゅう(追求/追及/追究)
    いずれも何かを追いかけているが、追いかける対象や動機が異なる。「求」は何かを求め、手に入れようとすること。「及」は逃げる人の背中に手が届いた様子を表した字で、追いかけ、追い詰めることを表す。「究」は奥深くに入り込むことで、何かを調べ、明らかにしようとすること。 例:「追求」:利益の追求/幸福の追求/理想の追求   「追及」:責任の追及/余罪の追及/追及をかわす 「追究」:真理の追究/美の追究/本質の追究

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