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とりつくヒマもないほどそっけない ~聞き間違いからの覚え違い~

沙織さん:昨日、お姉ちゃんに本を借りようと思って話しかけたら、「今忙しいから」と相手にしてくれなくて、とりつく暇もありませんでした。

漢検博士:それは嫌な思いをしたね。ただ、残念だけど、その言い方は間違っているよ。とりつくのは「暇」じゃなくて「島」なんだ。嵐にあった船が、上陸しようにも近くには船を寄せられる島影もない、そんな頼りにするものがなにもない、どうしようもない心情を表現した慣用句なんだ。

沙織さん:ちょっとの間も相手をしてくれないという意味で、とりつく“暇”もないと言うんだと思ってました。テレビとかでも、そう言ってないですか?

漢検博士:「島」と「暇」は、文字で見れば間違いようがないけれど、耳で聞くと、「し」と「ひ」はよく似ているからね。それに、今、沙織さんが言ったように、なんとなく意味も通じている気がして、間違って覚えている人も多いようなんだ。ちょっと古い調査だけど、平成15年に文化庁が行った調査でも、42%の人が「島」ではなくて「暇」を選んだらしいぞ。でも、寄る辺(べ)なくて困っているときには、しっかりとした島につかまって安心したいだろう?こうした間違いをしないためにも、初めて聞く言葉や新しい使い方に出会ったら、そのまま覚えるんじゃなくて、一度、辞書で調べる癖をつけたいね!

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