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その情けは、誰のため? 「情けは人の為ならず」は自分のためのことわざ

孝宏くん:今日は、宿題を忘れた友だちに「写させてくれ」って頼まれたんですが、「情けは人の為ならず」だと思って、心を鬼にして断りましたよ。

漢検博士:宿題を写させると、その場では先生から怒られないから友だちを助けたことになるかもしれないが、結局は理解が進まなくてテストで悪い点をとるかもしれない、だからその人のためを思ってあえて情けはかけない、ということだね。その考えはいいが、ことわざの使い方は間違っているかな。本来は、「人に情けをかけることは、自分の徳を積むことにつながり、めぐりめぐっていつか自分を助けることになる。だから損得を考えずに人には親切にしたほうがよい」という教えなんだよ。

孝宏くん:つまり、宿題を写させてあげたら、ぼくはちゃんと真面目に宿題をやっているうえに、それを友だちに見せてあげる心の広さも持っていると噂が広まって、モテモテになる……みたいな感じでしょうか?

漢検博士:本来宿題は自分でするものだが、まあそういうこともあるのかな(笑)。とはいえ、最近は「その人のためにならないから情けをかけてはいけない」という意味の方で使う人の割合が半数を越しているというから、そのうち使い方も変わってくるかもしれないね。それでも、本来の意味はちゃんと覚えておこうね!

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