公益財団法人 日本漢字能力検定協会

日本漢字能力検定

メニュー

どれだけ知ってる?漢字の豆知識

大学・一般レベル

「実力がハクチュウする!」正しく書ける? 勘違いして覚えがちな慣用句

昌人さん:同音の漢字を間違えないのって難しいですね。実力に優劣つけがたいことをいう「実力ハクチュウ」は、ちょうど秤が真ん中でつりあっているイメージだから時計の12時とひっかけて「白昼」と書くのかと思っていたんですよ。

漢検博士:なかなかおもしろい解釈だね。正しくは「実力伯仲」と書くぞ。伯は兄、仲は弟で、この二人の間に大きな差がないことから、二者の実力が接近し、優劣がつけがたいことを「伯仲」と言うようになったんだ。「勢力が伯仲する」という使い方もするね。

昌人さん:同音異義語と書き間違えやすい慣用句がほかにあったら教えてください!

  • ○:一炊(いっすい)の夢 ×:一睡(いっすい)の夢 【意味】人の世での栄華のはかなさをたとえて言う言葉。出世の夢が叶うという枕を手に入れ、栄華を極めた一生を送り死を迎えたと思ったら、それは夢で、眠る前に火にかけていたおかゆもまだ炊けていなかった、という故事が元になっている。ごはんが炊けるまでという意味で「一炊」だが、夢の話なので、「ほんのひと眠り」という意味の「一睡」と混同しやすい。
  • ○:親しき仲にも礼儀あり ×:親しき中にも礼儀あり 【意味】どれだけ親密な間柄であっても守るべき礼儀がある。「親しい仲間内」という意味で「中」を使ってしまいがちだが、どんなに仲がよくても、遠慮がなくなって度が過ぎると不和のもとになるので節度を持って接する必要があるということ。「親しき仲には垣をせよ」ともいう。
  • ○:肝(きも)に銘ずる ×:肝に命ずる 【意味】強く心に刻みこむこと。金属や石などに文字などを刻みつけることを「銘する」といい、そこから心に深く刻みつけ忘れないでいることを「銘ずる」というようになった。「命ずる」は人に命令して何かをさせること。心に忘れないように命じるわけではないので「銘ずる」が正しい。ちなみに、「肝」は現代医学でいう肝臓のことではなく、心、あるいは中心、核心の意味。

一覧ページへ戻る

豆知識トップページへ

ページTOP

  • 公益財団法人 日本漢字能力検定協会
  • 日本漢字能力検定協会について
  • 協会からのお知らせ
  • サイトマップ
  • 日本漢字能力検定
  • BJTビジネス日本語能力テスト
  • 文章読解・作成能力検定
  • 漢字ミュージアム
  • 漢字を調べるなら漢字ペディア
  • 漢字カフェ

Copyright© 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 All rights Reserved.
「漢検」は登録商標です。