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心から感動したときの表現 しみじみ感動したときは…『キンセンにフレル』

沙織さん:先週、たまたま招待券をもらって美術展に行ってきたんです。それがすっごくよくて、はまっちゃって……。でも、この言い方だと違う気がするんですよ。

漢検博士:そうだな。そんなふうに、すばらしい音楽、美しい絵画、雄大な景色などに出あって、心の底からしみじみと感動したときは、「琴線に触れる」という言い方をするとどうかな。

【語源】「琴線」とは、琴(こと)という日本古来の楽器に張ってある糸のことで、「琴線に触れる」とは、その糸に軽く触って音を奏でることを言うんだ。

琴の音色はとても美しくて感動的なので、何かに対して心を動かされたことを、まるで心の奥底にある琴に触れて美しい音が出たようだとたとえた言い方だね。

【使い方】沙織さん:「今日の国語の授業で読んだ小説、私の琴線に触れたわ!」「彼女の歌声って、琴線に触れるよね」

なんだか、感動の品格が上がった感じがしますね!

【豆知識】最近、相手を怒らせてしまったという意味で、「怒りの琴線に触れる」という使い方が広まりつつあるらしいが、これは正しくない使い方だぞ。

「琴線に触れる」というのが「感動する」という意味よりも広く、「何かしらの感情を動かされる」と解釈され、そこに、目上の人を怒らせるという意味のある「逆鱗に触れる」と混同されたのが原因のようだ。言葉は成り立ちを知って、正しく使いたいものだな!

「逆鱗に触れる」の記事はこちら

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