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難しい漢字が入った四字熟語 間違いやすい四字熟語②

漢検博士:難しい漢字が入った四字熟語の場合、難しい漢字に気をとられて、かえってその中のやさしい漢字のほうを間違えたということはないかな。

そういえば、「傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」と書くとき、うっかり「傍弱無人」と書いたことがあります!

漢検博士:人前なのに、まるでそばに誰もいないかのように勝手気ままで無遠慮なふるまいをすること、という意味をしっかり心に刻んでおけば、もう間違えないぞ!

では、ちょっと難しいが、「捲土朝来」「画竜点晴」「多岐亡洋」、どこが間違っているかわかるかな?

  • 捲土朝来 → 捲土重来(けんどちょうらい/けんどじゅうらい)
    意味:一度失敗した者が、勢いを取り戻すこと。 成り立ち:唐の詩人・杜牧(とぼく)が楚(そ)の武将・項羽(こうう)が自害したことを悲しんで書いた詩に由来する。「捲土」は砂ぼこりを巻き上げること、「重来」は再びやってくること。戦いに敗れた者が、砂ぼこりを巻き上げるような勢いで再び攻めてくることをいう。 使用例:「今回は敗れましたが、一度初心に返り、捲土重来を期します」
  • 画竜点晴 → 画竜点睛(がりょうてんせい)
    意味:物事の一番肝心な部分。最後の大切な仕上げのこと。 成り立ち:最後の字は「晴」ではなく「睛」(瞳の意味)で、「点睛」は瞳を描き入れること。絵の名人が龍を描き、最後に目を入れたところ空へ飛び去ってしまったという故事からできた言葉。多くは「画竜点睛を欠く」という形で使い、最後の肝心の仕上げが不十分であることを指す。 使用例:「すごくいい映画だったけど、あのラストは画竜点睛を欠くなぁ」
  • 多岐亡洋  → 多岐亡羊(たきぼうよう)
    意味:方針が多すぎて選択に迷うこと。 成り立ち:「岐」は分かれ道、「亡」は逃げること。羊が一頭逃げたとき、大勢で追いかけたが分かれ道が多いために結局見つけることができなかったことから、思想家の揚子(ようし)が、学問の道もたくさんに分かれていて真理を見つけるのが難しいと嘆いたという故事からできた語。 使用例:「現代は物事の移り変わりが激しく、多岐茫羊としている」

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