公益財団法人 日本漢字能力検定協会

日本漢字能力検定

メニュー

どれだけ知ってる?漢字の豆知識

大学・一般レベル

「大坂」から「大阪」へ変わった訳 ~地名も縁起を担ぐ~

由衣さん:うっかりしてました!日本史のテストで、「大阪夏の陣」と書いてしまい、満点を取り損ねました!「薩摩」が「鹿児島」になるぐらい大きく変われば間違えることもないんですが、なぜ、「大坂」から「大阪」という、小さな変更をしたんでしょうか?

漢検博士:「反」には反り返った、傾斜したという意味があり、それに「土」がつくか「阝(丘)」がつくかという違いだけで、同じ意味を表している漢字だから、なぜ使い分けるのか疑問に思うよね。そもそも、「おおさか」は「小坂」と書いて「おざか」「おさか」と読んだそうだ。それを、一節によると蓮如上人が「小」より「大」のほうが縁起がいいと言ったことから、「大坂」あるいは「大阪」と書くようになったんだよ。ところが豊臣秀吉が建てた城を「大坂城」と名づけたことにより、「小坂」よりも「大坂」のほうが広く使われるようになったんだ。

由衣さん:そんな、「縁起がいいから」というぐらいの理由で地名を変えてしまうんですね。

漢検博士:昔は縁起や語呂というのを大事にしたんだよ。「大坂」が「大阪」になったのも、縁起がかかわっているんだ。幕末の頃、「坂」は「土に返る=死ぬ」だから縁起が悪い、ということを狂言の作者が言い始めたんだよ。さらに、江戸幕府(侍)が政権を失った明治維新以後は「士(さむらい)が謀反を起こす」と読めるので政治的に問題があるという説が出たりして、1868年、「大阪府」の設置により「大阪」の字が正式になったというわけだ。当たり前と思っている地名にも、いろんな歴史が含まれていることがあるから、調べてみるとおもしろいぞ。

一覧ページへ戻る

豆知識トップページへ

ページTOP

  • 公益財団法人 日本漢字能力検定協会
  • 日本漢字能力検定協会について
  • 協会からのお知らせ
  • サイトマップ
  • 日本漢字能力検定
  • BJTビジネス日本語能力テスト
  • 文章読解・作成能力検定
  • 漢字ミュージアム
  • 漢字を調べるなら漢字ペディア
  • 漢字カフェ

Copyright© 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 All rights Reserved.
「漢検」は登録商標です。