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同じ漢字で、違う魚に! ~日本と中国で違う魚の漢字~

由衣さん:最近、中国からきた留学生と知り合って、日本のお寿司をぜひ食べてみたいと言うので、一緒にお寿司屋さんに行ったんです。中国の人だから、寿司ネタについては漢字を見ればわかるかなと思ったんですが、意外に通じなくて驚きました!

漢検博士:動植物を表す漢字は風土と関連が深いから、日本で独自に作られた国字や、同じ漢字でも、意味が異なる使い方をされているものも多いんだ。特に魚については、日本では海の魚が中心だが、中国では川魚を食べることが多いため、同じ漢字なのに意味する魚が違うというややこしいことになってしまったようだね。

由衣さん:中国から伝来した禅宗の問答を絵にした「瓢鮎図(ひょうねんず)」を授業で習ったとき、漢字は「あゆ」なのに、意味は「なまず」だと言われてヘンだなと思いましたが、同じような漢字が他にもあったんですね。

漢検博士:そうなんだよ。「占」は「粘」の字にも使われるように「ねとねとした」という意味があるんだ。なまずは、鱗(うろこ)がなく、ぬるっとした魚だから、漢字通りの意味だね。これに対して日本では、その昔、戦争の勝敗をあゆを釣って占ったことから「鮎」はあゆのことを意味するんだよ。他には、こんな違いがあるぞ。

  • 日本と中国で意味が異なる魚
    ※前が日本、後ろが中国・鮪(まぐろ/ちょうざめ)・鰹(かつお/ドジョウの一種、雷魚)・鮭(さけ/ふぐ)・鱒(ます/カワアカメというコイ科の淡水魚)・鰒(ふぐ/あわび)・鰍(かじか・いなだ/ドジョウ)・鮑(あわび/塩漬けの魚)・鱶(ふか/干し魚)
  • 中国では魚名でないもの
    ※前が日本、後ろが中国・鰤(ぶり/食べれば死ぬ毒魚)・鯵(あじ/なまぐさい)
  • 日本独自の魚
    鰯(いわし)、鯰(なまず)、鱈(たら)、鱚(きす)、𩸽(ほっけ)、鰰(はたはた)

※日中の意味の違いについては諸説あるものもあります。また、今では日本の漢字が伝わり、中国で使われるようになったものもあります。

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