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小学校

学校・保護者・地域の連帯感が深まる漢検

ボランティア・コーディネーター 山崎 由美 様

関東 / 東京

[公立] 町田市立七国山小学校

ボランティア・コーディネーター 山崎 由美 様

漢検を導入した3つの理由

 本校では、子どもに多彩な学びの場を経験させることで、「生きる力」につながるさまざまな能力をバランスよく身に付けることを目指しています。平成22年度からは、スクールボード校(※)として、地域や保護者が学校と共通の目的をもって子どもの育成にあたる「地域協働の学校創り」に取り組んでいます。

 その一環として、児童が学習面で成果を実感できる取り組みを行おうということになり、漢検を導入しました。漢検が相応しいと考えたのは以下の3つの理由です。

1.漢字力はあらゆる教科学力の基礎となるため
 漢字を学ぶことで語彙が豊かになり、読解力や思考力、表現力が高まります。

2.目標をもって勉強に取り組むことができるため
 漢字の練習はともすれば反復練習といった退屈な作業になりがちです。漢検は各学年の配当漢字が各級に設定されています。自分が目指すべき級が明確なため、退屈な作業にも目標をもつことができるのです。

3.自分の成果を目に見える形で確認できるため
 漢検は検定結果通知や合格証書などの受検後に提供される情報が充実しています。特に、検定結果通知は、一人ひとりに合わせたレーダーチャートや学習アドバイスが掲載されているため、得意・苦手分野が一目でわかるようになっています。必ず良い点にも言及しているため、不合格だった子も、「僕、部首は得意だったんだ」と自分の得意なところを自覚でき、次への学習意欲につながります。保護者にとっても、家庭での指導の参考になるようです。夏休みの勉強会でも、各自の弱点克服を目標として設定するのに、検定結果通知を活用しました。

※学校支援地域理事の支援による学校運営形態を表す言葉(「町田市教育プラン」より)

学校・保護者・地域の連帯感が深まりました

写真1:学校名入り鉛筆
写真1:学校名入り鉛筆
 初めて漢検の団体受検を行った際には、当初の予想を超えて80名以上もの申し込みがありました。たくさんの児童が真剣に挑戦する姿を目の当たりにし、また高い合格率という成果も得られ、実施してよかったと喜びを感じました。
 学校の先生方も、児童のやる気や頑張りに改めて良い刺激を得たようです。全校朝会で校長先生が合格した児童を表彰してくださるなど、頑張りを褒める場づくりを行ってくださいました。そして表彰された児童に周囲の児童が刺激され、翌年度はさらに多くの児童が受検しました。成績優秀者に記念品(写真1参照)を渡そうといった案が出てくるなど、ますます積極的に関わってくださっています。

写真2:手作りのカプセル自動販売機
写真2:手作りのカプセル自動販売機
 検定前に実施する勉強会にも、校長先生を始めとする諸先生方も丸付けの応援に駆けつけてくれました。普段なかなか接する機会が少ない校長先生のトメ、ハネといった漢字の指導に、児童が直立不動で耳を傾けている姿も微笑ましい光景でした。この勉強会では、実際に過去問題に挑戦し、各自が自分のウィークポイントを自覚できたことも大きな収穫となりました。
 勉強会終了後には、参加してくれた子どもたちに、検定時間のご案内とお菓子をセットにして渡しています。また、検定当日には、お菓子の入った手作りのカプセル自動販売機(写真2参照)を持ち込み、検定終了後に、子どもたち全員に無料で引かせています。ちょっとした楽しみが受検へのモチベーション維持につながればとの思いで試みたのですが、思いのほか効果があり、検定受検と一緒にたくさんの子どもが楽しみにしてくれます。

 保護者同士の交流の中でも賞状や検定結果資料をもらえることが話題になり、親が子どもに受検を勧めるケースが増えているようです。時には、「受検を控えた子どもが勉強しない」と悩んだ保護者からの相談を受けることもあります。子どもにとっては保護者からの励ましがモチベーションにつながりますので、褒めて自信をもたせるようアドバイスしています。また、子どもと一緒に受検する保護者もいます。親子で同じ目標に向かって努力することで、親子の連帯感も強まります。保護者も勉強する苦労を実感し、子どもにかける言葉に重みが出てきました。

 漢検の取り組みを通じて、学校・保護者・地域がさまざまな知恵を出し合いながら、連帯感をもって子どもの育成に当たれるようになったと実感しています。


学校紹介

校長:山本 弘明 児童数:710名

 本校の教育目標は、「生きる力」をはぐくむ観点に立ち、知・徳・体をバランスよく育てることです。「すすんで学ぶ子」は確かな学力を、「思いやりのある子」は豊かな人間性を、そして、「たくましい子」は健康・体力の育成を目指しています。
 さらに、感性を育てることや個性を伸ばすことを通して、「感動と創造の教育」を実現します。そして、感性を育てるために、地域の人材や自然環境を活用した体験的な活動を多く取り入れます。また、個性を伸ばすために、しっかりとした社会性(規範意識等)を育てます。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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