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中学校

生徒の向上心を育むための漢検の活用

中村 宣英 先生

近畿 / 兵庫

[公立] 加東市立社中学校

中村 宣英 先生

1.漢検実施の目的

 本校は「向上心―自己実現へ不断の努力を重ねる生徒の育成」を教育目標に掲げています。生徒の向上心を育むためには成功体験の積み重ねが欠かせません。漢検は、成功体験を積み重ねる手段の一つとして、2002年から毎年複数回実施しています。検定という全国的な指標で「合格」と評価されることは、同時に生徒の自尊感情を育むことができるとともに、何事にも前向きに立ち向かっていく自信が芽生えることにつながるものとして期待できます。

2.募集通知・申し込み手続き

 受検者の募集については、国語科の教員や担任からの声かけとともに、協会発行の「受検案内」の配布によって行っています。また校内にポスターを掲示し、全校生徒に通知しています。
 申し込みの手続きに関しては、教材を購入している書店に、検定料の集金などをお願いしています。書店に申し込み手続きの一部を代行してもらうことで手間が省け、非常に助かっています。

3.検定に向けた学習方法

 本校では毎朝10分間、読書の時間を設けています。そして、その中で子どもたちが色々な本に親しみ、豊かな心を培っていくことをねらいとしています。
 また今年度からは、新たに本校独自の漢字テストを導入することになりました。そして校内の漢字検定日の約一ヶ月前からは、読書の時間を漢字学習に切り替えて学習の強化を図っています。毎朝漢字の練習をすることで、落ち着いて文字を丁寧に書く習慣がつきつつあります。なお、この校内の漢字検定は「社中漢字検定」と称し、100問構成の内容になっています(プリント参照)。初回の検定では、3年生の約7割が合格点である90点以上をとり、さらにそのうちの3割以上の生徒が満点を獲得しました。朝学習の成果が実証できただけでなく、多くの生徒に自信をつけさせることになりました。

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4.漢検の効果

 漢検に取り組むことによって、意欲的かつ継続的に漢字を学習するようになりました。分からない漢字に出会ったときは辞書で調べ、その漢字の意味を含めて覚えようとする生徒が増えています。また「合格したい」という気持ちが強まり、学校から問題集を指定しなくても、生徒自ら先輩や兄姉に相談し、自分にあったものを購入しています。このように日々の漢字学習を積み重ねた生徒は、定期テストにおいての漢字に限らず全ての分野で高得点をとる傾向があり、読解力も身についてきたと実感しています。
 漢検を受検することで生徒の向上心が育まれると同時に、日本人として身につけるべき漢字力が定着することを願っています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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