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漢検受検を通して子ども達が多くの漢字に「アクセス」する機会をつくっています/中学校/東京

全関東地区中学校国語研究協議会会長 新宿区立四谷中学校校長 吉田 和夫 先生

関東 / 東京

[公立] 新宿区立四谷中学校

全関東地区中学校国語研究協議会会長 新宿区立四谷中学校校長 吉田 和夫 先生

 本校は平成18・19年度に、文部科学省コミュニティ・スクール推進校の指定を受け、その研究を生かし、平成20・21年度には「地域協働学校モデル校」として、「対話・協働・変革による学校づくり」」を行っています。多くの地域の方々が支援者として、本校の教育活動に携わってくれています。例えば本校独自の7時間目の補習授業の時間には地域の方に基礎的な学習を指導してくれます。また、独自の「漢検教室」も開催しています。このように地域の方が主体となって教育活動に取り組んでいるというのは本校の恵まれた特色でもあります。

 昨今では、IT機器の発達などの急激な環境変化を受けて、日本人の言語の使用環境が変わってきています。子供の注意を引くものが多くあり、読書や漢字などに触れる機会は減少しつつあると考えます。子供達を多くの言葉や漢字に触れさせる機会を、周囲の大人達が意図的につくっていく必要性があると感じます。子ども達に様々な「ひっかかり」を与えて興味を喚起し、数多くの言葉に「アクセス」できる状態にしてあげることが大切なのです。本校の「漢検教室」もそのような役割を果たしていると思います。

 漢字が日本語の中核を成していることは間違いありません。日本語の音から意味を形成するときは、無意識のうちに漢字を媒介とします。漢字が日本語(国語)の全てとは言いませんが、漢字なくして日本語(国語)でのコミュニケーションは不可能です。日本語コミュニケーション能力の前提となる、漢字の活用能力。その習得基準として定められているのが今回改訂された常用漢字です。全ての子供達が、社会に出るまでに、少なくとも常用漢字に「アクセス」する必要があります。そのためには、多様なツールを提供することで、漢字へのつながりを促進する「ひっかかり」をつくることが大切です。

 そのツールの一つとして、本校では漢字検定の団体受検を行っています。年3回、受検の機会を提供し、「アクセス」の機会を増やします。前述のように、検定本番のおよそ2週間前から図書室で、地域の支援者が放課後学習を行い、検定対策を行います。やる気のある生徒を支援し、合格者を表彰するなどにより、準2級の合格者も輩出するなど、大きな効果が表れています。

授業風景

※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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