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団体受検 取組事例(小・中・高 等)

中学校

学校行事のひとつとして年1回の全校受検を実施しています

2年生担当 近藤 深雪 先生 | 1年生担当 松尾 章子 先生

関東 / 千葉

[公立] 鎌ヶ谷市立第三中学校

2年生担当 近藤 深雪 先生 | 1年生担当 松尾 章子 先生

全校受検実施の背景

 本校では、漢字力(語彙力)向上のため、平成17年度から日本漢字能力検定(以下、漢検)の全校一斉受検を導入(教育課程に位置付けて10月末に実施)しています。資格取得を目標に学習することが生徒にモチベーションを与え、学力の向上をもたらすと考えたからです。また、平成19年度から3年間、鎌ヶ谷市教育委員会の研究指定を受け、国語科では「豊かな語彙力」の育成を重視し、「育てたい言語能力を明確にした授業の研究」をテーマに実践に取り組んできました。漢検はその柱のひとつでした。
 当時の先生方は、以下のような成果があったとおっしゃっています。

・漢検は「読み」「書き」だけでなく、多様な分野から出題されているため、全校受検を導入したことで漢字の総合力が身に付いた。
・「資格取得」という明確な目標に向かって意欲的に取り組む生徒が多い。
・漢検の導入により、自ら課題をもって資格取得に向けて意欲的に取り組む生徒が格段に増えた。
・漢検を通して漢字学習への取り組みとその成果を具体的に実感している生徒が多い。合否にかかわらず、次への目標づくりの有効な手立てとして、検定結果の分析を前向きに受け止めている生徒が多くなった。
・言語学習のおもしろさを知るとともに、言葉に興味・関心をもつ生徒や自分を取り巻く言語環境を整えようとする生徒が増えた。

 私どもは平成22年度と平成23度に本校に赴任して参りましたが、引き続き全校一斉受検を行っています。漢字力はあらゆる教科学力の基盤であり、全ての生徒は優先的に身につける能力だからと判断したからです。また、漢字学習はコツコツ学べば誰でも身につけることができる領域です。合格という成功体験が得やすい検定としても、全員で取り組ませるのにふさわしいと考えています。平成23年度で6年目になる全校受検は、本校の学校行事のひとつとして定着しています。学校ホームページにもその旨を記載しており、地域の皆さまからも厚い支持をいただいています。

漢検受検に向けた指導法

 漢字指導に関しては、日頃から一定量の反復訓練を行わせています。全学年の生徒に「家庭学習帳」を持たせ、「Oneページ学習」と称して1日1ページの家庭学習(漢字、計算、英単語等)を課しています。また、1年生では、漢検に対応した漢字書き取り問題を大量に記載したプリント(5級レベル100問)を配布し、授業の最初の5分間で取り組ませています。わからない漢字があれば、辞書引き競争をさせたりもします。2年生では、毎回の定期試験前に4級レベルの漢字100問を記載したプリントを配布し、授業の初めに小テストを行っています。

写真1:図書館前に検定問題を掲示
写真1:図書館前に検定問題を掲示
 漢検本番に向けた指導は、夏休み前から本格的に始まります。1年生には、漢検ホームページから印刷できる「漢検腕試しプリント」の5~3級を授業内で取り組ませ、自分が受検する級を決定させます。その後、自分の受検級の『実力養成問題集ステージ』(協会発行問題集)を購入し、夏休みの宿題にします。2年生は4級レベルの読み書き200問プリントを授業で行い、その難易度を確認した後、取れた点数を参考に受検級を決定します。その後、1年生と同様に自分の受検級の『実力養成問題集ステージ』と「腕試しプリント」を同時に配布し、両方を夏休みの宿題としています。また、全学年とも、検定の1ヶ月前からは、朝読書の15分間を漢検の問題練習に充てています。さらに、図書館の前には、各級の目安や実際の過去問題を掲示しています。自分の適性級を探すのに役立つのはもちろん、試験問題の実物を目にすることで、生徒たちのやる気や緊張感、集中力を引き出すことも狙いとしています。(写真1参照)

全校受検の効能

 上記のような相当量の反復練習を課すことができるのも、「秋には全員で漢検を受ける」という前提があるからです。漢検受検は学校行事のひとつですから、体育祭や文化祭の準備と同様に、学校教育の一環として授業内で漢検対策に取り組めます。生徒も保護者も受検することを前提に入学して来ますから、漢字学習に対する意識も高いのです。生徒たちに漢字の反復訓練に対するモチベーションをいかに与えるか、教員達はいつも苦労しています。ところが本校では、その環境が最初から整っているといえるでしょう。
 また、希望者だけで受検していた頃に比べて、合格者数が増えたことも事実です。希望者制であれば受検しなかったような、漢字があまり得意でない生徒も、友達と一緒に受検するのが当たり前の環境にあることで、自然と反復訓練をするようになり、合格を掴み取っているようです。


学校紹介

校長:石橋 哲弥 生徒数:473名

校舎外観 「自ら学び、心豊かな生徒」の育成を学校教育日標に掲げ、勉強のみならず運動面や文化面でも幅広い活動をめざしています。鎌ケ谷市のほぼ中心部に位置し、学区内に北総鉄道、新京成電鉄、東武鉄道の3本の私鉄が走っています。しかし、周囲は特産品である梨畑に囲まれた、まだまだ田園風景の残る静かな所であります。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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