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中学校

特色ある学校づくりのテーマとして「漢字博士になろう!」を掲げています

校長 鈴木 正憲 先生

関東 / 埼玉

[公立] 三郷市立栄中学校

校長 鈴木 正憲 先生

あらゆる場面を通じた漢字学習

写真1:「漢字博士になろう!」の取り組みの体系を廊下に掲示
 本校のある埼玉県三郷市では、平成16年度から学校選択制度が導入され、各校に特色ある学校づくりをすることが求められました。そこで、教員で議論を繰り返した結果、目指す学校像を「学力の高い学校」「きれいな学校」「歌声響く学校」と定めました。また、学習に臨む指針として「学ぶかたち」という取り組みを行っています。「かたち」の頭文字を取って、「家庭学習をがんばろう」「たくさん本を読みましょう」「挑戦しようコンクール」の3つの指針を打ち出しています。
 そして、学校の特色づくりのテーマを、「漢字博士になろう!世代を超えてともに学ぶ栄中」と定めました(写真1参照)。目指す学校像のひとつである「学力の高い学校」を実現するために、あらゆる学力の基盤となる語彙・漢字の力を向上させる必要があったからです。教科の枠を超えて、学校教育のあらゆる場面を通して、漢字について学んでいます。各教科はもちろん、選択授業、総合的な学習、特別活動など、全ての時間で漢字学習を意識しています。強制的な反復学習だけではなく、漢字を身近に感じ、親しみを持てるような工夫を重ねています。

具体的な取り組み内容

 総合的な学習において、教員が作成した学校独自の漢字ワークシートを使用します(写真2参照)。例えば、「漢字算数(例:日+月=明)」や「カタカナ語を漢字で表そう(例:ロンドン=倫敦)」などの基本的なパターンから、熟語の知識を深めるべく作成した「ABAという語形(例:馬□馬・・・がむしゃらに働くさま)」「AABという語形(例:大大□・・・大がかりに何かやること)「ABCという語形(例:衣食□・・・人が生活する上で大切な三つのもの)」などの応用的なパターンまで揃えています。さらに、「ひっくりかえすと読みも意味も変わる熟語(例:根性→性根)」や、逆に「ひっくりかえしても読みは変わるが意味は変わらない熟語(例:苦労→労苦)」などで熟語知識を深めます。その他にも、「漢字の部首を使ったしりとり(例:村→板→坂→地・・・)」などのゲーム性に富んだワークシートもあります。また、これらと同様のワークシートを、生徒達自身にグループワークで作成させています。完成した作品は廊下に掲示すると同時に、各学年の代表者には全校生徒の前で発表してもらいます。発表会の際は、漢字に詳しい人物を講師としてお招きし、漢字に関する講演会も行っています(例:地元の漢検1級取得者、漢字辞典の編纂に携わった人物、漢検協会の職員)。
 国語以外の教科では、例えば美術の時間に、「デザイン絵文字」の指導を行っています(写真3参照)。自分の好きな漢字を選び、そこからイメージを膨らませて、漢字の字形とイメージを合体させたデザインを作成する活動です。また、自分の好きな漢字を篆刻するなどの活動も行っています。
 そして、それらの活動の大きな柱として、漢字検定への挑戦機会が設けられています。

写真2:教員が作成した学校独自の漢字ワークシート(一部)
写真3:「デザイン絵文字」の作品例

漢字検定への取り組み

写真4:漢字検定合格者名を廊下に掲示
 漢字検定は学校を会場として年3回の団体受検を行っています。団体受検に際しては、地域の方とともに世代を超えて漢字学習をする場と位置づけ、地域の準会場として機能したいと考えています。そのため、本校の生徒だけではなく、近隣の小学校や地域住民のみなさんにも、一緒に受検するよう呼びかけを行っています。具体的には、近隣にある3つの小学校に、児童・保護者向けのお手紙を持参し、全員に配布してもらっています。また、学校での受検のご案内を含む「漢字だより」を作成し、町会やPTAと連携して、公民館や文化センターに設置してもらっています。実際、多くの小学生や保護者が、学校で一緒に受検してくれています。検定合格者は、全校生徒の前で表彰式を行うと同時に、名前も廊下に貼りだします(写真4参照)。
  これらの運営に際しては、3つのグループを組織し、それぞれに教員を配置しました。各教員に自分の役割と責任を明確化することで、滞りない運営を行っています。役割分担は、以下の通りとなっています。

・渉外部=漢字検定の運営(検定日の設定、当日運営、表彰式の運営、等)
・指導部=漢字博士育成に向けた漢字指導の企画(教科別漢字コンクール、総合学習漢字研究、等)
・広報部=「漢字だより」の作成、地域や小学校への広報、検定結果の掲示

 このように、明快で際立った特色を打ち出しながらも、学校目標ときちんと連動した形が実現しています。


学校紹介

校舎外観 本校は東京都と千葉県に接する埼玉県三郷市にある公立中学校ですが、思い切った教育を行い、私立の中学校や他の公立の中学校に負けない特色を持っています。希望の高校にも進学できるよう、基礎基本を身に付けます。「漢字博士になろう!」も、その取り組みの一環です。生活指導も生徒の自主性を取り入れながら、厳しく行っています。「あはは学校」の取り組みがそれです。「あいさつを笑顔でします」「『はい』と返事をします」「はきものを揃えます」これを合言葉に、礼儀正しい、明るい学校生活を送っています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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