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中学校

自分に合った級から挑戦させ、合格に導き、自信をもたせる

国語科 岡田 恵子 先生

中部 / 愛知

[公立] 西尾市立西尾中学校

国語科 岡田 恵子 先生

 本校では、経営方針の1つに「一人一人のがんばりや努力を認め、そこから生まれる成就感・達成感により生徒を伸ばす」を掲げています。漢検は実力に合った級からスタートさせ、自学と指導をたゆまずに行えば、高い確率で合格に導くことができるため、「成就感・達成感による自信」をもたせるのに大いに役立っています。また、数年前、県内の公立高校で、漢検3級(学習指導要領における中学校修了程度)を入試において加点評価する学校が増えたことや、漢検2級をもっている生徒の入学金を免除する専門学校があったことも、生徒たちの受検動機になっていったようです。このような理由から、漢検は校内で最も受検者数の多い人気検定となっています。

 より多くの生徒を合格させるためにまず必要なのは、「まずは受けてみよう」という受検への意識づけです。受けてみなければ何も始まりません。意識づけは最初が肝心です。1年生の入学式のときに、協会から送られてくる受検案内を全員に配付し、受検を勧めるようにしました。また、協会から送られてくるイラスト入りポスターや受付中ポスターなどを学年掲示版に貼り出し、各教室内にも案内プリントを掲示します。その結果、中学1年生の春に受検する生徒が多数に上りました。合格証をもらい成就感や達成感を得た生徒は、引き続き漢検に挑戦し、3級以上をめざすようになります。

 漢字検定を受けようと決めた生徒には、自分に合った級からスタートさせるようにしています。各級の問題を把握するために、図書館には協会発行の問題集『漢字学習ステップ』の5級から2級が閲覧用として置いてあります。それを解いてみて挑戦する級を決めてから、問題集を個人で購入するように指導しています。「どのように勉強すればよいのですか」、「何級から受け始めればよいのですか」といった質問を生徒から受けた場合には、「まずは、図書館に行って各級の問題集を見てごらん」「受検級を決めたら、その級の問題集を書店で一冊買い、やりきりなさい」と勧めています。

 そして、時には生徒たちの背中を押すことも大切だと思っています。私自身も中学時代に先生から勧められて英検を受検して合格の嬉しさを味わい、英語学習への意欲が湧いた経験があります。強制することは本末転倒ですが、機会を与え、迷っている生徒たちの背中を押してやることは、私たち教員の役割の1つだと考えています。「どうしようか」「受けてみようかやめようか」と悩んでいる生徒には、再度受検案内と納入袋を渡して、保護者と相談するよう声をかけています。

 合格によって成就感や達成感を得た生徒には、漢検3級に到達するメリットを伝え、挑戦を続けるよう促しています。生徒は高校入試の面接に間に合わせるために、中学3年生の春に3級を挑戦する生徒が多いようです。毎年年3回校内で漢検を実施しているのは、生徒たちに挑戦する機会をなるべく多く提供したいという思いがあるからです。

 最後に、合格した生徒たちを褒める機会を増やすことも必要です。協会の表彰支援制度(盾や賞状)を利用し、合格者や成績優秀者には、全校集会で部活動などの表彰とともに、その努力をたたえるようにしています。

 もちろん、日常の漢字指導が土台として大切なことは言うまでもありません。定期テストの範囲は広くなりがちですので、毎週の漢字テスト(10問)には定期テストの範囲を週単位に分割したものを出題しています。さらに、月1回程度実施している単元ごとのテストでも、25問の漢字テストを実施しています。採点等にある程度の手間はかかりますが、教科書で目にした漢字を確実に身につけさせていくという点で、これらの漢字テストは効果的だと思います。また、日々の宿題としては、1日1ページ(150字)の漢字練習をさせ、反復訓練による定着を図っています。

写真:学校の様子
写真:学校の様子
 こういった取り組みの結果、合格する生徒は年を追うごとに増えてきています。昨年度の本校中学3年生の漢検合格率は、3級・準2級ともに6割以上となりました。合格した生徒たちは、「漢字では点数が取れる」、「いろいろな教科の問題の意味を読み解くことができる」、「人に言える資格をもっている」など、自分自身に対する自信を深めるようになり、学校生活に良い影響を与えていると感じています。自己肯定感をもつようになると、挨拶や礼儀といった面にも表れてくるようです。元気で礼儀正しい西中生の挨拶は、来校者の方々から褒めていただくことも多くなっています。
 今後も、生徒たちに「成就感・達成感による自信」をもたせるために、合格に導く漢検の活用を継続していきたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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