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中学校

真の漢字活用力・語彙力を身につけさせるために

教頭 仲本 貴子 先生

中部 / 愛知

[私立] 椙山女学園中学校

教頭 仲本 貴子 先生

 本校の教育理念「人間になろう」を具現化するために(1)体力の増強 (2)学力の増進 (3)モラルの確立 (4)情操の育成を「4つの教育目標」として掲げています。そして、この教育目標の達成に向けて、「中高一貫体制によるカリキュラム編成」「基礎学力をつけ学習の楽しさを実感できる授業」「主体的な体験と読書活動」などを推進しています。

 基礎学力の向上や読書活動の推進を図る際に漢字活用力はその土台となるものですので、漢字学習指導には国語科教員が一丸となって取り組んでおり、漢検もその一環として実施しています。以下にその取り組みの一部をご紹介します。

 まず、中学1年時には、全生徒に対して漢検に関する説明を行い、(指導要領に準じて)中学卒業までに3級以上を目指しましょう、というガイドラインを提示します。その時点で協会発行「受検案内」を見ながらガイダンスしています。漢字学習はこつこつ努力することによって成果が出る領域ですので、生徒たちは漢検が好きなようです。毎年2回程度学校で実施していますが、学校独自の案内プリントと受検案内を全員に配布するだけで多くの生徒が参加します。

 また、漢字小テストはほぼ毎週実施しており、教科書の新出漢字を出題し、より実践的な漢字活用力が身につくように工夫しています。出題範囲の4割~5割くらいを出題しますが、80%以上の得点を合格ラインにしています。それ未満だった生徒には昼休みや放課後に追試を行い、その追試でも合格ラインを超えられなければ、再追試で100%まで指導します。この小テストの結果は平常点に加味しています。

 さらに、年2回の実力テストでは、漢検の級に対応した副教材を用い、漢字の出題範囲を級単位で設定しています。中1夏休み後6級・冬休み後5級、中2夏休み後4級・冬休み後3級、中3夏休み後・冬休み後準2級という設定です。明確な範囲指定をしていることもあり、生徒たちは夏休み・冬休み中にしっかりと学習を進められているようです。

 全部で30~40コース程度用意している年10回実施の「土曜講座」のひとつにも漢検受検講座が含まれています。過去問題等を活用した対策講座も開いています。
 なお、真の意味での漢字活用力や語彙力を鍛えるには読書活動との連関も極めて大切と考えています。文脈の中で理解し使えるようになってこそ、漢字や語彙を体得したと言えると考えているからです。本校では、中高それぞれにおいて、古典・文学・自然科学・社会科学など多岐にわたる「椙中(高)100冊の本」という推奨書籍を紹介しています。国語科では毎月2冊以上を読むように指導し、読書ノートで本のタイトルの記録と簡単なレポートも求めています。本格的な読書感想文は夏休み後および冬休み後に2000字程度のものを提出させています。こういった指導により、1年間に少なくとも25冊くらい、多い生徒であれば100冊程度を読破する習慣が身につくようになります。また、クラスで同じ本を読む「読書会」を各クラスのホームルームで年2回開催しています。意見や感想の交換などを行う場として活用されていますが、読書の奥深さの認識に一役買っていると考えています。

写真:中学・国語科の先生
写真:中学・国語科の先生
 このように、漢検に合格させることそのものを目的とするのではなく、漢字のタイムリーな反復学習や読書活動とあわせて、真の漢字活用力・語彙力を身につけさせていくことを目的に指導を行っています。漢検の合格率が高い水準となっているのは、あくまでも結果のひとつであると捉えています。今後も国語科教員が知恵を絞り、生徒たちの真の基礎学力向上に繋がる指導を行っていきたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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