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高校

全校生徒が年1回受検 漢検受検に向けた指導は生徒とのコミュニケーションツールの1つに/高校/北海道

齊藤 賢一 先生

北海道

[私立] 函館大妻高等学校

齊藤 賢一 先生

漢字能力検定の実施に至った経緯

 以前より本校独自の取り組みとして「校内漢字検定」を実施していました。国語科教員が作成した「読み」「書き」に特化した校内独自の検定です。日本漢字能力検定(以下、漢字能力検定)を自主的に受検していた生徒から、「せっかく勉強するのであれば公的資格である検定に結びつく形でしっかりと勉強したい」、という声が高まったため、全校生徒を対象とする学校全体の取り組みとして漢字能力検定を実施することにしました。学年ごとに目標級を定めて、秋の検定日に全校生徒が受検しています。※春・冬は希望者が受検。
 本校では、約40%の生徒が卒業後の進路として就職を目指しています。社会に出ると正しい日本語を活用する能力がより求められます。高校卒業程度にあたる漢字能力検定2級程度の能力を身につけて社会で大いに羽ばたいて欲しいと願っています。

告知方法

 年度始めに、検定日程を記載した年間行事予定表を配布し、生徒並びに保護者に周知しています。秋・冬の受検者募集時期には全校生徒に協会作成の受検案内(=生徒向けパンフレット)と学校独自で作成したプリントを合わせて配布しています。

漢字の指導方法

 以前から実施していた「校内漢字検定」は、様々な出題分野の問題を追加して内容を発展させ、『漢検模試』として位置づけました。『漢検模試』は、秋におこなう漢字能力検定の全校受検前までに4回実施します。『漢検模試』の採点は担任教諭がおこない、出題項目ごとに点数を入力し独自の個人成績表を作成します。担任教諭もクラスの生徒の文字や答案の様子を見ることになるため、生徒とのコミュニケーションツールの1つとして役立っているようです。
 国語科では授業中に小テストも実施しており成績に加味します。小テストは授業の切り出しとして活用することで、言葉を習得する意識付けとして役立っています。

告知方法

 年度始めに秋の漢字検定に全校生徒で取り組むことと漢検模試の実施日、範囲を記載したプリントを作成し、全生徒に配布しています。希望者が受検する春・冬には、校内に案内を掲示し、校内放送を活用して受検者を募っています。

表彰方法

 協会の表彰支援制度を活用して全校集会で表彰しています。合格率が高かったクラスや2級合格者が出たクラスを表彰しており、クラス全体で合格を目指すなど一体感が生まれています。

漢字検定実施の効果

 漢字検定に取り組むことで、生徒は物事に集中して取り組む姿勢を身につけているようです。また、文章作成の際、面倒くさがることなく漢字を使って書く習慣がつきました。
 資格検定取得を推奨している本校では、本校への入学を目指す中学生の漢検への興味関心が高く、入学説明会等では「入学してから漢検合格を目指したい!」という声も聞かれます。新入学者にとっても漢字検定合格が入学後の明確な目標となり、学校生活を充実させるやりがいの1つとなっています。

●平成21年度 優秀団体賞 受賞●


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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