大学・企業の漢検取組事例
大学・短期大学・専門学校
多様な価値観の社会に必要な「伝える力」
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[大学] 東海大学
入学センター所長 吉田 一也 教授
東海大学は、「文理融合」という教育理念を掲げ、18学部77学科・専攻・課程にて新入生を受け入れ、専攻分野以外にも体系的に学ぶことのできる総合大学です。全国さらには世界から多様な価値観をもつ学生が集う環境で、互いを理解し、互いに刺激し合い、幅広い視野と柔軟な発想力を持つ人材の育成を行っています。
そのため、本学のアドミッションズ・オフィス入試では、学業の成績だけでなく、多彩な能力をもつ学生、つまりものごとに前向きな意欲をもち、自発的に取り組むことのできる学生を評価しています。漢字検定は、その自発的に取り組む姿勢の証明になります。また、選考過程で黒板や資料を用いて課題のプレゼンテーションを行いますが、自分の考えや意見を相手に伝えるためには、誤字脱字なく表記することはもちろん、伝えたい内容を適切な語彙を用いて表現することが重要です。この「伝える力」は、価値観が多様化する現代社会のコミュニケーションにおいて、必要不可欠な力だと考えています。
学校紹介 東海大学は、1942年の学園創立以来、人文科学と自然科学の融合による確固たる歴史観、国家観、世界観を育成する「文理融合」の教育理念をとっています。創立者松前重義が掲げたこの建学の理想、建学の精神に基づき、知識編重教育を取らず幅広い視野と柔軟な発想力を持つ人材の育成を目指しています。 |
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