アウトラインを考えてから書こう | 教えて! 文章検先生 | 文章読解・作成能力検定

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アウトラインを考えてから書こう

高校生・中学生編

1:悠一さん:小論文は受験に必須だから、この模試でも高得点取るぞ！聡美さん

2:悠一さん:あれも書こう！これも書こう！あっ！もっといいこと思いついたぞ。悠一さん:こういう内容も入れた方がいいな！あと10分ある。よし、書き直そう！

3:キンコーンカンコーン悠一さん:うわぁ、最後まで書けなかった…。ザワザワザワザワ

4:聡美さん:小論文、難しかったね。悠一さん:僕、書く内容は思い浮かんでいたんだ。でも、何回も書き直しをして…。結局、途中までしか書けなかった…。聡美さん:えーっ！悠一さん:制限時間さえなければ、立派なものを書く自信はあるんだけどな～。

悠一さん:先生、小論文について相談したいんです。書くことは好きだし、書きたいことはたくさん思いつくのに、いつも時間が足りなくて…。

文章検先生:書くことが好きだったり、書きたいことを思いついたりすることは素晴らしいわね。でも、どうして、いつも制限時間内に仕上げられないのかしら？

悠一さん:それがわからなくて…。あれも書きたい、これは前の段落に書けばよかったってどんどん書きたいことが出てくるから、書いたり消したりを繰り返していると、あっという間に時間が過ぎてしまうんです。

文章検先生:悠一さん、書き出す前に文章のアウトラインを考えていないんじゃない？

悠一さん:アウトライン？アウトラインって何ですか？

文章検先生:アウトラインとは、どういう順序で情報を伝えるのかを最初に決めることよ。読み手が理解しやすい順序を考えて、段落ごとに何を書くのかをあらかじめ決めてから書き出すの。

悠一さん:そうか、書く前に考えておくのか！今まで思いつくままに書いていました。

文章検先生:思いつくままに書くのは今日でおしまいよ。これからは書く前に、文章のアウトラインを作ってね。途中で書き直すことが少なくなって、時間内に書けるようになるわよ。

悠一さん:先生の話を聞いたら、本番の試験もバッチリ書ける気がしてきました！

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